ボランティアグループ「ピースLabo.」との開館10周年記念共催企画として、短歌作品を募集し、10月13日から11月20日まで展示を行いました。
北海道から九州まで、年代は小学生から90代まで、179名の方々より386首の応募があり、実際の体験者の作品や、体験者の思いを受けとめたもの、未来へ伝えようという若い人の作品など、満蒙開拓の歴史が多様な視点で表現され、重厚な企画展となりました。
会期中、来館者の皆さまに心に残った作品にシールを貼る方法で投票していただく「オープン賞」を設けました。「館長賞」「ピースLabo.賞」と合わせて下記の通りとなりましたのでご紹介いたします。受賞者の皆様には、副賞として当館の図録と証言集を郵送にて贈呈します。
◆館長賞
開拓の話に聞き入る孫婿に訥々語る父九十九才
(長野県飯田市 熊谷里子さん 60代)
◆ピースLabo.賞
大日向行くか留まるかどうするか歴史の端の市民の苦悩
(大阪府大阪市 間部賢杜さん 10代)
◆オープン賞
農民のつらい暮らしにつけこんで開拓決めた国許すまじ
(愛知県名古屋市 天野旅人さん 60代)