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寄贈品 №72

満洲農業移民十講 国策普及版

拓殖大学満洲農業移民研究会での講義録や、寄稿を依頼して寄せられた論文をまとめたもの。

永雄策郎編 加藤完治・橋本伝左衛門・永雄策郎監修 発行者:地人書館

発行日:1938(昭和13)年9月 サイズ18.5×12.5、384頁 

1937(昭和12)年11月、満州農業移民や海外移民に対する教養を身につけ、指導者として養成するため、拓殖大学に満州農業移民研究会がつくられました。会の顧問に日本国民高等学校校長・加藤完治、京都帝国大学教授・橋本伝左衛門らを迎え、講義や指導を依頼しました。学外からは満州移住協会、農林省、拓務省その他から講師を招き、また満蒙開拓青少年義勇軍の訓練に参加するなど、満州での指導者養成に力を入れていきます。

この本は、満州農業移民研究会における講義や論文をまとめたものです。橋本伝左衛門や加藤完治による講義の記録、現地で団長を務めている木村直雄(第5次永安屯開拓団)や宗光彦(第2次千振村開拓団)からの移住地の状況報告等が記載されています。日本人が満州へ大量に移住することが、両国の発展に不可欠であるとして、積極的に参加するよう学生たちに呼びかけていきます。

大学といった高等教育機関も、海外移民における指導者を育てるための一翼を担ったのでした。