
第2回 土曜セッション 2025年5月10日(土)13:30~15:30

第2回土曜セッションのゲストとしてお迎えするのは、
渋谷幸子さん
1945年4月、勤労奉仕隊として渡満したK子さん、18歳。ソ連軍侵攻で凄絶な逃避行の末に難民となり、中国人の家庭に助けられて翌年その家の息子との子ども幸子さんを出産。K子さんは「必ず迎えに来る」と言って子どもを置いていくが、帰国を果たせず途中のハルビンで病死。1985年に日本へ来た幸子さんは残留孤児として認められず、何の支援もないまま今に至ります。母娘の人生を一緒に辿り、戦争や国策が人々の人生にもたらしたものを考えます。
土曜セッションとは?
体験者の方々による語り部定期講演は2024年12月をもって終了としましたが、
2025年4月から毎月第2土曜日に新企画「土曜セッション」をスタートしました。
元開拓団・中国帰国者・満蒙開拓に関わった人のご家族、あるいは帰国者支援活動に長年携わった人、開拓団以外で「満州」から引揚げて来た人など、「満州」に繋がる人々、体験者周縁の人々を通じて「満州」「満蒙開拓」という歴史を改めて見つめ、私たちが生きる今の社会、そしてあるべき社会の姿を考えます。
「満州」に繋がる人々、体験者周縁の人々と共に作る対話の場として
“講話”ではなく、ゲストとしてお迎えした人にお話を“聴く”スタイル。
受け身ではなくみんなで対話の場を作り上げるという意味で「セッション」と名付けました。
ぜひ皆さんもこの「セッション」の作り手としてご参加ください!
■開催日 毎月第2土曜日 13:30~15:30 会場:セミナールーム
■定 員 40名(事前申込優先、予約は電話又はFAX 0265-43-5580、申込フォームにて)
■参加費 入館料(一般600円、協力会員500円、小中高生300円)
今後の予定
日程 | ゲスト |
第3回 6月14日(土) |
牧 直美さん 中国残留孤児2世の妻として来日。飯田市中国帰国者支援員。 *13:30~ SBC信越放送制作番組上映 「ふたつの祖国に生きて ~中国からの帰国者たちはいま~」 |