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12月9日(土) 語り部定期講演開催のお知らせ

 

次回 語り部定期講演のお知らせです。

今年最後の語り部定期講演、1月~3月は定期講演お休みします。

体験者のお話が直接聞ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。

 

次回の定期公演は…

 

 12月9日(土) 午後2時~3時30分

 語り部  前沢 節子さん(元大古洞下伊那郷開拓団)

        

【プロフィール】

 

1934(昭和9)年8月 下伊那郡上郷村(現飯田市)に生まれる。

1939(昭和14)年に曾祖母、祖母、父母、妹の一家6人で大古洞下伊那郷開拓団に入植。

終戦直前8月10日に父親が召集される(戦後シベリアから帰還)。

ソ連侵攻後、学校で集団生活を送る。翌年5月に徒歩で約2週間かけてハルピンに移動。

ハルピンの収容所で母親と弟が死亡。1946(昭和21)年10月に引き揚げ。

戦後は父親の出身地の阿南町富草に戻り、進学して保育士となる。

 

 

【大古洞下伊那郷開拓団】

下伊那郡町村長会が送出母体となった開拓団。下伊那郡各町村出身者で構成。

経済を養蚕に頼ってきたこの地域にとって繭価暴落の痛手は大きく、独自に分村計画を立てていた4村を除く町村が一体となって開拓団編成にふみきる。昭和14年に先遣隊が入植。在籍総人数970人。

「反満抗日集団」の巣窟といわれた地域で治安は良くなかった。ソ連侵攻後、この開拓団のほとんどは現地にとどまり集団生活で冬を越す。1946(昭和21)年5月頃からハルピンに向けて徒歩で移動。ハルピンで再び収容所生活を送り、10~11月頃に引き揚げ。出征者を含む400人以上が死亡。

 

◆定員 40名

 事前予約を受け付けています。

 記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580