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11月12日(土) 語り部定期講演開催のお知らせ

 

次回 語り部定期講演のお知らせです。

体験者のお話が直接聞ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。

 

次回の定期講演は…

 

11月12日(土) 午後2時~3時30分

語り部  橋本珠子さん(元黒台信濃村開拓団)

 

橋本さんは今回、定期講演で初めてお話ししてくださいます。

 

【プロフィール】

1939(昭和14)年12月 両親が入植した旧満州の黒台信濃村開拓団で長女として生まれる。

父親は旧会地村(現阿智村)出身で1937年に渡満。母親は旧伍和村(現阿智村)出身で大陸の花嫁として1938年に渡満。1945年8月9日のソ連軍侵攻翌朝、開拓地を出発して逃避行が始まる。約2ヶ月かかって牡丹江に辿り着く。奉天まで列車で移動し日本人の学校で難民収容所生活を送る。途中、3歳の妹さんが肺炎で死亡。1946年8月に引揚げ。高校、看護学校を卒業して看護師の道へ。

 

【黒台信濃村開拓団】

全国初の県単独の開拓団として1936(昭和11)年に長野県から送出。全県から357戸、1,610人が参加。県内では最大規模で下伊那からが70戸と一番多かった。予定の3倍以上の応募があり、選考に苦心するほどだった。入植地はソ連国境に近く、隣接地の関東軍へ野菜や穀類を供出。農産物のほか畜産や養蜂、加工品も大量に作られた。1944年頃から開拓団の男性にも召集令状が届き、終戦までに229人の男性が出征。ソ連軍侵攻で壮絶な逃避行が始まり10月にようやく牡丹江へ到着。ここから汽車でハルビン、新京、奉天と収容所を転々とした。1946年5月から9月にかけて引揚げ。終戦時に在団していた1,335人のうち帰還できたのは277人。

 

 

◆定員 40名

 事前予約を受け付けています。

 記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580