次回の語り部定期講演のお知らせ
5月22日(土) 午後2時~3時30分
語り部 近藤丑男さん (千代村開拓団)
〈窪丹崗(わあたんがん)千代村開拓団の概要〉
下伊那郡千代村の満州移民計画が打ち立てられた1937(昭和12)年当時、村の農家一戸当たりの耕地面積はわずか5反歩の寒村で、若い人の働き場がなく、経済の立て直しは急務であった。周辺の泰阜村、上久堅村、川路村は分村計画を進めており、千代村も710戸の農家のうち210戸を満州へ送り出す方針を打ち出した。集落ごと耕地面積を基準に送出目標戸数が決められ進められていった。
入植は1939(昭和14)年。開拓団の団長は千代村在郷軍人分会長の清水直夫が選ばれ、総勢109戸446人が在籍。鉄道と松花江に挟まれた便の良い場所だった。ソ連侵攻後は最寄りの香蘭駅からハルピンまで列車で移動。全員無事に到着したが、その後の避難民生活などで150人余りが亡くなった。
◆定員 30名
事前予約を受け付けています。
記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580
旧セミナールームでの定期講演の様子