野外炊事用携帯燃料
ソ連参戦後の逃避行中にみつけて持ち帰った携帯燃料。
ラベルには使用方法が図入りで紹介。
「糧秣廠」の文字も見える。
この携帯燃料を持ち帰った望月昭治さん(1927年生)は、第5次信州総合義勇隊久保田中隊にいました。
1945年8月9日ソ連参戦。開拓団を脱出し、食べるものもなく山の中をさまよう途中でみつけました。見た目は缶詰なので「やっと飯にありつける」ととてもうれしくなったそうですが、拾いあげてみると燃料でがっかり。いったん捨てたものの、万が一何かに使うこともあるかもしれないと思い直し、ずっと持ち歩きました。結局使うことはありませんでしたが、逃避行の苦難を共にした思い出の品となったのです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=318x10000:format=jpg/path/s578f9f4e55e6e471/image/i2cd2cd1cb07bcd2d/version/1601272939/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=318x10000:format=jpg/path/s578f9f4e55e6e471/image/i753301e6915c3d6a/version/1601273075/image.jpg)
使用方法が絵で示されています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=318x10000:format=jpg/path/s578f9f4e55e6e471/image/i7bfb0ed23ff43a49/version/1601273148/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=318x10000:format=jpg/path/s578f9f4e55e6e471/image/i31bf17cda9581a5a/version/1601273172/image.jpg)