リレートーク 藤井宏之さん(岐阜県黒川村開拓団遺族会長)
終戦後の満州で現地住民による襲撃からの護衛を駐留中のソ連兵に頼む見返りとして、団の若い女性たちがソ連兵にさし出され性暴力を受けるという史実を持つ岐阜県黒川村開拓団。2013年、当記念館の語り部定期講演で初めて公の場で女性たちがその体験を語りました。
それを実現させたのが戦後世代で遺族会長となった藤井さんです。
その後、様々なメディアで取り上げられ、広く知られるところとなりました。
女性たちやその家族らと膝をつき合わせて対話を重ねていく姿は、当事者世代が成し得なかった負の歴史との向き合い方、乗り越え方を示していると思います。
他のゲストの皆さんは、改めてご紹介します。
・胡桃澤伸さん(岐阜県黒川村開拓団遺族会長)
・大橋春美さん(中国帰国者2世・中学校教諭)
・寺沢秀文館長(満蒙開拓平和記念館館長)
それぞれの立場から、「満蒙開拓の歴史」との関わり、この歴史から皆さんに伝えたいこと
などお話ししていただきます。
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