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8月26日(土) 語り部定期講演開催のお知らせ

 

次回 語り部定期講演のお知らせです。

体験者のお話が直接聞ける貴重な機会です。ぜひご参加ください。

 

次回の定期公演は…

 

 8月26日(土) 午後2時~3時30分

 語り部  前沢 節子さん(元大古洞開拓団)

        

【プロフィール】

1934(昭和9)年8月 下伊那郡上郷村(現飯田市)に生まれる。1939(昭和14)年に曾祖母、祖母、父母、妹の一家6人で大古洞下伊那郷開拓団に入植。

終戦直前8月10日に父親が召集される(戦後シベリアから帰還)。

ソ連しん侵こう攻後、学校で集団生活を送る。翌年5月に徒歩で約2週間かけてハルピンに移動。

ハルピンの収容所で母親と弟が死亡。

1946(昭和21)年10月に引き揚げ。戦後は父親の出身地の阿南町富草に戻り、進学して保育士となる。

 

【大古洞下伊那郷開拓団】

下伊那郡町村長会が募集し送り出した開拓団。下伊那郡各町村出身者で構成。

経済を養蚕に頼っていたこの地域にとって昭和初期の繭価暴落の痛手は大きく、独自に分村計画を立てていた4村を除く町村が一体となって開拓団編成にふみきる。

昭和14年に先遣隊が入植。総人数970人。治安は良くない場所であった。

ソ連侵攻後、この開拓団員のほとんどは現地にとどまり学校と本部周辺に集まって冬を越す。1946(昭和21)年5月頃からハルピンに向けて徒歩で移動。

ハルピンでは花園小学校で再び避難生活を送り、10~11月頃に引き揚げ。

半分以上の人が死亡、行方不明などで帰国できなかった。

 

◆定員 40名

 事前予約を受け付けています。

 記念館へお電話でお申し込みください。TEL:0265-43-5580