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寄贈品 №13

黒台信濃村視察旅行写真(複製)

撮影者 城田忠一氏 撮影年不明(1935年以降) サイズ 8.9×12.7 全4枚

城田忠一氏:1908年生 長野県下伊那郡大下條村(現阿南町)出身 写真業

長野県が初めて県単独で編成した第5次黒台信濃村開拓団。

東安省密山県に入植したこの団を視察したときに撮られました。

移住地の生活の一コマをとらえた貴重な写真です。

4枚中3枚には写真の裏に添え書きがあります。

参考にしながら1枚ずつ見ていきましょう。

① 城田氏と同郷の大下條村(現阿南町)から行かれた一家族の写真です。

  左端がこの視察の随行カメラマン城田忠一氏です。後列は現地の人々でしょうか。

  白い服と長いスカートは朝鮮の民族衣装を思わせます。

② 信濃村開拓団本部公所前での1枚。視察団も一緒に写っているようです。

③ 入植地は、見渡す限りに地平線が広がる大きな土地でした。

  馬や牛などの家畜が畑を耕し、貴重な労働力となっていました。

④ 畑いっぱいに広がるのはキャベツか白菜でしょうか。

  土が肥えており、野菜や穀物もたくさん採れたようです。